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老眼鏡デビュー

頭が良いわけでもなく、器量が良いわけでもないが「目だけは良い」のが私の取り柄でした。それが40半ば頃から老眼が忍び寄り、最近では書類を読む時、当たり前のように距離を取り、眉間にシワを寄せ、目を細めて見ている自分がいます。

健康診断の視力検査ではまだ両目1.0以上あって、生活にはまったく不自由がないことと、そしてなにより私は恐ろしいほどメガネが似合わないので、「まだまだメガネのお世話にはならんぞ!」と思っていました。

ところが、ピアノを再開すると老眼の深刻さが身に迫って来ました。文章なら前後の文脈がわかれば、ボヤッとしか見えない部分があったとしても「まいっか!」ってなもんですが、音符を見誤ると、トンチンカンな音をガーンっ‼️と発してしまうので耐えられないのです。

「いやー、まいりましたなぁ 笑」

前職でお世話になった社長さんにそんなたわいもない話しをしていたら「ほんなら、卒業祝いに老眼鏡買ったるわ〜」とおっしゃいます。

いやいやいやいや〜!

そんなん必要なら自分で買います~、といくら言っても「買ってやる言うたら買ってやる!黙ってプレゼントされとたらえーねん!」とそのまま車に乗せられメガネ屋さんに連行されました。

前述のように、目だけは良い私はメガネ屋さんに来たのは人生初です。その社長さんはメガネ屋さんの上客なようで、オーナーはじめ一同様でお出迎え。

まずは視力検査。近視やら乱視やら入るとレンズが高くなると聞いていたので、「普通に視力はいいんです。手元がボヤッとするだけで…」 と無駄な抵抗をしてみましたが、「はいはい、とりあえず調べてみましょうね🙂」というオーナー。

機械を覗き込んで、いくつかの項目で検査をしました。

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その後こういうメガネをかけさせられて、レンズをいくつも付け替えながら、見え方をチェックしていきます。

「視力も落ちてきてますね。右が0.9、左が0.7です。」

え?…1.0もないんすか?

「車の運転するとか、遠くが見えなくて困っているということがなければ、とりあえず手元を見るときだけ老眼鏡をかければいいでしょう。」

ということで、老眼オンリーに決定。

そしてフレーム選び。

オーナーと社長で勝手に10個くらい選んで持ってきてくれました。私の希望はいっさいヒアリングなし(笑)

かけてみると、メガネがほんとに似合わない私は、当然「フレームのないタイプが合う」ということで会場一致。

絞り込まれた2つの中で、社長が「これやこれ!これが一番似合う!ピアノの先生みたいや!」とピックアップして下さったフレームを見てみると、サイドにスワロフスキーが埋め込まれた一番ゴージャスなもの。恐る恐るプライスカードを覗き込んでみると

価格 160,000円 …???

私が老眼だからか?一桁まちがえてる? 目を細めてよーくよく見て見ても

160,000円 …どえーーっ!!

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これが160,000円の老眼鏡です。
私のキャラクターとは程遠い高級感。これが似合う女にならねばいかん!

しかし、こうしてメガネをしてみると、自分の視力がどれほど衰えていたかに気付かされます。手元だけじゃなくて、少し距離が離れたところも見えてるつもりでいただけで、相当ボヤケテいることに気付かされました。近いうちに遠近両用にチェンジして行かざるを得ないのだろうな、と思います。

社長に背中を押してもらわなかったら、このクリアな視界を二度と見ることはできなかったのかもしれない。社長、ありがとうございます。

でも160,000円は高すぎやわ~(泣)