40代後半の職さがし

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無職になって1か月・・・

超ブラックな生活に見切りをつけ、退職してから今日で1か月。一般的には退職までに次のステージを決めて、ブランクなく転職を遂げるのがベストです。しかし私は超ブラックな日々の中で転職活動をする余裕はなく、40代後半にして「無職」の身となる覚悟を決め退職しました。Uは「今までが働きすぎだったんだから、心身ともにリハビリ期間が必要だよ。当面の生活は心配しなくて良いから、自分を安売りせず、のんびり転職活動しなよ。」と言ってくれます。有難きお言葉…。Uに甘え、当面ゆっくり構えようと思いました。

のんびり転職活動

これまでも3度の転職経験はありますが、苦労したこともブランクもありませんでした。転職したいなぁ…と知人に相談すると「こんな仕事あるけどどう?」と条件の良い話をもらい、退職して翌週には次の職場に出勤していました。しかし超ブラックな生活の中でそれまでのブレーンとは疎遠になり、相談する時間もなく退職してしまったことと、この歳になって仕事を紹介してほしい、なんてカッコ悪いことを言ってまわるのは嫌だったので「これまでだって何とかなったんだし、売り手市場のご時世、高望みしなければ直に次の仕事が探せるだろう」と思っていました。

退職して1日2日は、昼から缶ビールを飲み、ボーっとテレビを見たり昼寝をしたり、憧れの「グータラパパ的LIFE」をしてみました。しかしたった2日でつまらなくてたまらなくなりました。部屋に籠っていると焦燥感が募る、独り言ばかりボヤてしまう、気晴らしにスーパーに行けば必要のないものを衝動買いする。…仕事以外はダメダメな自分が嫌になりました。

これまで会社幹部として仕事に没頭していた私は、自営業の父の影響もあって「24時間365日、仕事のことだけを考え馬車馬のように働いて当たり前」を理念としていました。負けず嫌いな性格も拍車をかけ、数字を達成できなければ自分の存在価値はない!と、時間も休日も忘れて仕事に打ち込んでいました。そんな働き方に対し何の指導もしなかった経営者の問題はあれど、私は確実に「ワーカホリック」です。ワーカホリックにとって、暇な時間ほど苦痛で空虚なものはありません。

3日目には片っ端から転職サイトに登録してみました。サイトごとに履歴書・職務経歴書を登録するのは面倒でしたが、努力の甲斐あり続々と「あなたの希望にあった求人が見つかりました!」などの求人情報がメールで送られてきて、その内スカウトメールまで来ました!
スカウトメール:「あなたのレジュメを拝見しメールをお送りしました。是非当社にご応募ください。」 
へぇー!私もまだまだ捨てたもんじゃないなぁ~と心が躍ります。

どこ見とんじゃーいッ!

スカウトメールをいただいた企業の求人広告のページに入って早速応募しました。自動配信で「応募を受け付けました」メールが届き、ワクワクしながら待つこと2日…。

書類審査の結果:「厳選なる審査を重ねた結果、貴方のご期待に副うことはできませんでした。」

くらーっ!レジュメ見てスカウトしてきたんちゃうんかいっ!応募したら「書類審査不採用」って、どこ見てスカウトしとんじゃーいッ!

いや…そりゃそうですよね。企業はエージェントに高額な求人広告費を支払っているのですもの、分母だけでも集めなきゃ採用担当者は仕事になりません。

それでもめげずに、いつか運命の企業に出逢えることを信じて10社くらいスカウトメールに応募してみました。1社だけ面接に至りましたが「今回のキャリア募集で300件くらい応募が来てるんですよ…」とウンザリした顔で語る採用担当者。こりゃ40代後半の女が1次面接を通過することは難しいな、と悟りました。

自分を安売りするな

その後はスカウトメールに限らず、気になる求人を見つけると片っ端から応募しました。なんだかゲーム感覚で、前日バラまいた仕掛けに何件反応があるか?を楽しんでいるようなところがありました。中には応募した企業から「書類面接通過・1次面接の案内」のメールをいただいても「あれ?私ここに応募したっけ?」と記憶にないケースもあり、よくよく求人内容を見てみると、この先の人生を掛けられるような興味ある仕事とは思えず、ご無礼にも選考辞退をお願いしたこともありました。
しかし、本命と思って真剣に応募した企業には書類審査すら通らない日々が続くと「書類面接不採用のメールを受け取るために応募してるんじゃなかろうか?」と卑下した気持ちになってきました。自分が何の仕事をしたいか?より、どんな仕事なら採用してもらえるか?を優先に考え始めるようになり、Uに「A社が面接してくれるって。ここなら即採用されそうだからもう決めちゃおうかな…」とボヤくと

「だから言っただろ?焦るなって。自分を安売りするな。」

Uの心配した通り、私は完全に退職した時の気持ちを見失っていました。

やっぱりコネクションは大切

昨日、かねてから姐さんと慕う先輩にお会いすることになりました。姐さんにはこれまでの転職でもお世話になったことがあり「またあんた転職すんのッ?」と𠮟られそうで、相談することがためらわれましたが、「どこか紹介してもらおう」なんて下心は捨てて、とにかく繋がりのある人に会って自分を取り戻そうと思いました。

しかしさすが人生の先輩…。そんな私の下心はバレバレであり、早速面接先を紹介してくれ「3時にアポイント取ってあるから、この後すぐ行きなさい!」と。

これが驚き! 
かつて職場でつながりのあった方が立ち上げたばかりの会社で、私のことも良く知って下さっており、仕事内容もこれまでのキャリアが活かせるもの。

姐さん、いつの間に手配してくれてたの? カッコよすぎるぜ…

もし採用が決まらなかったとしても、姐さんにアプローチしたことで人脈の大切さを再認識できたことは、私にとって貴重な体験でした。この1か月間、求人サイトで転職活動をしてみたことは決して無駄な経験ではなかったけれど、やはりテキストのスキルシートだけで判断されてしまうのが現実。相当なキャリアがなければ採用担当者の目に留まることは難しいのです。

姐さん本当にありがとう!これからはまた以前のようにゆっくり飲みましょう!